ねこのばば (新潮文庫) / 畠中 恵 (評価:★★★☆☆) 文庫で出てる分だけ読みました。例によって未完結なのでまだ評価は出来ないですが、一冊目以外は短編集ですので、特にシリーズ上の大きな動きは無さそうですし、上記の本だけの評価しました。 江戸有数の大店、廻船問屋長崎屋の一人息子一太郎は賢く優しく顔も良いが、とにかく体が弱く、外出もままならない。何故か妖怪を見る事ができ、妖怪の手代達に大事に守られて暮らしているせいか、一太郎の元には大勢の妖怪と沢山の事件が集まってくる… ミステリを軸に、時に可愛らしく時に恐ろしい妖怪達と一太郎の交流を描いた作品。 文体は優しく、時代設定が江戸なので漢字こそ多いですが内容も平易なので、青い鳥文庫などジュブナイルにぴったりな作風です。 ただ、とにかく主人公の愛され、甘やかされっぷりが半端じゃない。 「賢く優しく顔も良いが、とにかく体が弱い17歳」という設定からして、作者から愛されてるのがよくわかります賢く優しく顔も良いが、とにかく心が弱い16歳キ*・ヤ*トがチラッと頭に浮かぶヨネ 主人公がいかに愛されてるかというエピソード>>主人公がいかに魅力的かというエピソード (量が) なので、主人公を好きになる事も、感情移入も難しく、あまり入り込めませんでした。 大店の跡取りにも関わらず、いつ死んでもおかしくない病弱な自分に葛藤したりして、一太郎も頑張ってるんですけどね。 わたしの読解力/想像力の問題かもしれないが、何となくキャラクター造形はのっぺりしてるんだなあ。 まぁ、つまらないという事はなかったですし、短編集はさっと読めますので、軽く楽しむのには良いと思います。 あ、あとこれだけは言わせてほしいんですが、屏風のぞきの実写版キャストはオダギリジョーでお願いします |
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